Kyorin Grand Rounds
声楽と臨床と科学の交差点
~音声障害が導いた言語聴覚士と研究者への道~
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演者:石川 恵子 先生
Assistant Professor (Tenure-track), Department of Communication Sciences and Disorders
College of Health Sciences, University of Kentucky, Lexington, USA
演者紹介
「災い転じて福となす。声楽家を目指して留学したアメリカでしたが、突然の音声障害がきっかけとなり、言語聴覚士、そして教育者と研究者としての道を歩むこととなりました。
現在、ケンタッキー大学で准教授として後進の教育に携わる傍ら、音声リハビリテーション科学研究室長として臨床現場での疑問や課題を解決するための橋渡し研究をしています。
本講演では、言語聴覚士として勤務した Massachusetts Eye and Ear Infirmary や博士課程での経験、そして教員職についてからの様々な気付き、チームサイエンスの大切さ等をお話ししたいと思います。
臨床と橋渡し研究の重要性、そして逆境を乗り越える為に必要なものについて、共に考える機会となれば幸いです。」
<石川先生ご略歴>
ケンタッキー大学、コミュニケーション障害学部准教授。フェリス女学院大学音楽学部で声楽を専攻したのち、ウエストミンスタークワイヤーカレッジにて音楽修士課程修了。
シンシナティ大学のコミュニケーション障害学部にて学術修士、博士課程修了。
American Speech-Language Hearing Association 会員。
Acoustical Society of America 本会員。日々のコミュニケーション環境における言葉の明瞭度の指標の作成、音声療法における自動化の発達に関連する認知負荷などを中心に研究を続ける。
日程
令和6年4月22日(月)17時30分から
主催
医学部国際化推進委員会、 医学部教員・職員能力開発室
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